このブログはLazarus(FreePascal)アドベントカレンダー24日目の記事です。
24日は標準ライブラリのソースコードについて。
Pascalはやはりマイナーな言語です。とくにDelphiではなくあえてFree Pascalを使う という人は更に少ない。
あえてLazarusを使うのが検索に余計なものが引っかからない(というより読める情報が何も引っかからない)というくらいとにかく情報が少ない。
そんな中なのでとりあえず動作しているということが確約されているという標準ライブラリのソースコードは非常に貴重な情報源です。
ググって見つかる情報もあるけれど・・・
もちろん、基本的な情報であれば、Delphiの情報がそのまま流用できたりしますし、Lazarusを使って何か作っている方も少なからずいるので検索して見つかる情報もなくはない。
でもそのコードが今のFree Pascalのバージョンで動くかどうか というと、確証がなかったりしますし、動作イメージもパッと分かりにくかったりします。
そのため、普段使っていてなんとなく「どういう動作をするか」が分かっていて、現状のFree Pascalバージョンでも動くことが確約されている標準ライブラリのソースコードは非常に貴重です。
ソースコードを読むには?
Lazarusから標準ライブラリのソースコードを読むには、キーワードをマウスオーバーして出てくるヒントからファイルの名前をクリックするか、Ctrlキーを押しながらキーワードをクリックします。
クラス名をクリックするとクラスの定義箇所に飛ぶことができるなど、地味に優秀です。こういうコードを読んで、「ああ、こういう書き方があるのか」とか「こういう機能があるのか」というのを知る というのも良いかなと。